投稿者: autoposter

  • 2つ目のブログの更新ペースを、1つ目と切り離して決める考え方

    1つ目と同じペースを前提にしない

    2つ目のブログを始めるとき、多くの人は無意識に1つ目のペースをそのまま持ち込みます。1つ目が週に2本なら、2つ目も同じくらい出さなければ、と考えてしまうのです。けれど、1つ目は立ち上げ時の勢いや、書き溜めた材料があって回っていたのかもしれません。2つ目は、その土台がない状態から始まります。

    同じペースを前提にすると、最初の数週間は走れても、材料が尽きたところで急に苦しくなります。更新が止まったブログは、止まったという事実だけで書き手の気持ちを重くします。だからこそ、更新ペースは1つ目と切り離して、2つ目の条件だけから決めるほうが安全です。

    ペースを決める前に確認したいこと

    数字を先に決めるのではなく、まず自分の手元の条件を並べます。次の三点を紙やメモに書き出すだけで、無理のない線が見えてきます。

    • 1本の記事に、構成から公開まででどれだけの時間をかけられるか
    • 書く前から手元にある材料(メモ、下書き、調べ済みの内容)がどれだけあるか
    • 読者に何日おきに来てほしいか、あるいは来てもらえれば十分か

    三つ目は見落とされがちです。毎日読まれる性質のブログと、必要になったときに検索で訪れてもらうブログとでは、求められる更新の間隔がまったく違います。後者であれば、頻度よりも一本ごとの内容の確かさのほうが効いてきます。

    週単位ではなく、月単位で数える

    「週に1本」と決めると、忙しい週が一度あっただけで未達になり、その印象が尾を引きます。月に何本、という単位で考えれば、忙しい週の分を空いた週で取り戻せます。守れなかったという感覚が小さいほど、続ける力は残ります。

    月単位にすると、もう一つ良いことがあります。公開日を固定せずに済むので、記事の仕上がりを見て出す日を選べます。急いで出した記事より、一日置いて読み直した記事のほうが、誤字や言い回しの違和感に気づきやすいものです。

    下限と上限を両方決めておく

    ペースというと下限、つまり最低でもこれだけは出す、という線ばかり意識しがちです。実は上限も決めておく価値があります。調子が良い時期に一気に書き進めると、その反動で次の時期が空いてしまうことがあります。

    たとえば「月に最低これだけ、多くてもこれだけ」と幅を持たせておくと、調子の良いときは余った分を下書きとして寝かせられます。その下書きが、あとで書けない時期の支えになります。上限は、自分を抑えるためというより、余力を未来に回すための仕組みです。

    止まりそうなときの逃げ道を先に作る

    どれだけ丁寧にペースを決めても、書けない時期は来ます。そのときに慌てないよう、更新が苦しくなったときに選べる軽い形式を、あらかじめ用意しておきます。

    • 短めの記事に切り替える(一つの疑問に一つだけ答える形)
    • 過去の記事を読み返して、補足や訂正を加えた改訂版を出す
    • 書きかけの下書きから、一番仕上がっているものを選んで整える

    どれも新しいことをゼロから考える必要がありません。ペースを守るために質を落とすのではなく、負担の軽い形に切り替えるという考え方です。

    ペースは後から変えてよい

    最初に決めたペースが合わなかったとしても、それは失敗ではありません。最初の数か月は、自分に合う速さを探る期間と捉えてください。実際に書いてみて、思ったより一本に時間がかかる、あるいは意外と余裕がある、といったことは、やってみて初めて分かります。

    見直すときは、感覚だけで判断せずに、実際にかかった時間と、公開できた本数を書き留めておくと役に立ちます。記録があれば、次のペースを現実に即して決められます。

    1つ目のブログで培った経験は、2つ目でも確かに活きます。ただし、それは書き方や調べ方といった技術の部分です。更新の速さは、2つ目の置かれた状況から決め直す。そう割り切ることで、長く続けられる運用に近づきます。

  • 2つ目のブログのお題を切らさないために、最初に作っておく3つの箱

    お題は思いついた順に書くと偏る

    ブログを2つ運営すると、書くべき記事の数は単純に倍になります。ところが、お題が倍に増えるわけではありません。頭に浮かぶ話題は1つ目のブログと同じ方向に寄りやすく、気づくと似た記事ばかりが並んでしまいます。

    これを防ぐには、思いついたお題をその場で書くのではなく、一度どこかに仕分けて置いておくのが有効です。ここでは、お題を3つの箱に分けて管理する方法を紹介します。

    箱その1:読者の困りごと

    1つ目の箱は、読者が実際に困っていそうなことを入れる箱です。「どうすればいいかわからない」「何を選べばいいか迷う」といった、悩みの形で書いておきます。

    ポイントは、記事のタイトルではなく悩みの文として残すことです。「設定のやり方」ではなく「設定画面のどこを触ればいいのか迷う」と書いておくと、あとで記事にするときに、誰に向けて何を答えるのかがぶれません。

    • 悩みは一文で書く
    • 解決策はまだ書かなくてよい
    • 同じ悩みが二度出てきたら、優先度を上げる

    箱その2:自分の手元にある材料

    2つ目の箱は、自分がすでに持っている材料を入れる箱です。普段の作業で作ったメモ、調べて整理した内容、使っているツールの設定、失敗して直した手順などが当てはまります。

    読者の困りごとだけで考えると、自分が答えられないお題が混ざります。逆に、手元の材料だけで考えると、誰も知りたくない話になりがちです。1つ目の箱と2つ目の箱で重なる部分が、書く価値のあるお題だといえます。

    ここで大事なのは、材料の事実を確かめておくことです。うろ覚えの数字や固有名詞は、箱に入れる時点で「要確認」と印をつけておきます。記事を書く段になって慌てて調べるより、ずっと楽です。

    箱その3:時期や出来事に合わせた枠

    3つ目の箱は、時期に結びついたお題です。年度の切り替わり、年末の振り返り、新しい機能やサービスが出たときの話題などが入ります。

    この箱は、ほかの2つと違って賞味期限があります。そのため、箱の中で書く順番を決めておく必要があります。いつまでに出せば意味があるかを一言添えておき、期限が近いものから先に書きます。期限を過ぎたものは、無理に書かずに箱から外してかまいません。

    3つの箱を2つのブログでどう使い分けるか

    箱は2つのブログで共通にして、お題ごとに「どちらのブログに向くか」を札のように付けておくと整理しやすくなります。同じ困りごとでも、1つ目のブログでは基本を、2つ目のブログでは踏み込んだ話を、というように切り口を変えられるからです。

    ただし、同じお題を両方のブログで書くときは、切り口を明確に変えてください。読者も検索する側も、似た記事が2つあるだけでは得をしません。切り口を一言で言い表せないお題は、片方のブログにだけ置くのが安全です。

    書く前に確かめたい問い

    箱から取り出したお題を書き始める前に、次の問いを自分に投げかけてみてください。

    • この記事を読み終えた人は、何ができるようになるか
    • それは、すでに書いた記事のどれとも違うか
    • 書いてある事実は、自分で確かめられるものか

    1つ目の問いに答えられないお題は、記事の骨組みができていません。2つ目の問いに引っかかるなら、既存の記事に追記するほうがよい場合もあります。3つ目の問いは、後から訂正する手間を減らすための確認です。

    書けないお題は寝かせてよい

    箱に入れたお題のすべてを記事にする必要はありません。しばらく寝かせて、読み返したときに「まだ書きたい」と思えたものだけを書けば十分です。

    書けないお題が箱に残っているのは、悪いことではありません。選べる余裕があるということです。お題が足りなくなって焦る場面を避けるには、書く時間とは別に、箱へ入れる時間を少しだけ確保しておくのがよいでしょう。

    通勤中や作業の合間に浮かんだことを、悩みの一文として箱に放り込むだけでも、2つ目のブログの土台は少しずつ厚くなります。まずは3つの箱を用意して、今あるお題を仕分けるところから始めてみてください。

  • 2つ目のブログを始める前に、1つ目との役割分担を決めておく

    2つ目を作る理由を一文で言えるか

    ブログを1つ運営していると、「別のテーマで2つ目を作りたい」と考える場面が出てきます。新しい分野に挑戦したい、仕事と趣味を分けたい、文体を変えて書いてみたいなど、動機はさまざまです。ただ、動機がぼんやりしたまま始めると、1つ目と中身が似通ってしまい、どちらも中途半端になりがちです。

    最初にやっておきたいのは、2つ目を作る理由を一文にまとめることです。「○○に興味がある人に向けて、△△を書く場所にする」くらいの粒度で十分です。一文にできないなら、まだ2つ目を始める段階ではないのかもしれません。その場合は、1つ目の中にカテゴリを増やすだけで足りる可能性もあります。

    1つ目との境界線を引く

    2つ目の方向性が決まったら、次に1つ目との境界線を決めます。読者から見て「どちらに何が書いてあるのか」が分かる状態が理想です。

    境界の引き方には、たとえば次のようなものがあります。

    • テーマで分ける:扱う分野そのものを変える
    • 読者で分ける:同じ分野でも、初心者向けと経験者向けで場所を分ける
    • 形式で分ける:長めの解説は1つ目、短いメモや日記は2つ目にする
    • 目的で分ける:情報発信用と、自分用の記録用に分ける

    どれを選ぶにしても、迷ったときに判断できるルールにしておくことが大切です。「この記事はどちらに置くべきか」と毎回悩むようなら、境界線がまだ曖昧だということです。

    最初の1本は「このブログの案内役」にする

    立ち上げ直後の記事は、そのブログの性格を決める役割を持ちます。最初に書く数本は、完成度よりも「このブログは何を扱うのか」が伝わることを優先すると、その後の記事が書きやすくなります。

    たとえば、最初の記事では次のような点に触れておくと、読む人にも自分にも道しるべになります。

    • 誰に向けて書くのか
    • どんな種類の記事を載せる予定か
    • 1つ目のブログとは何が違うのか

    ここで大きな約束をする必要はありません。更新頻度を宣言してしまうと、守れなかったときに負担になります。方向性だけを示し、頻度は自分の生活に合わせて後から調整する方が長続きします。

    運用の手間は思っているより増える

    ブログが2つになると、記事を書く時間だけでなく、周辺の作業も二重になります。デザインの調整、設定の見直し、コメントや問い合わせへの対応、バックアップの確認などです。1つのときは気にならなかった小さな作業が、2倍になって効いてきます。

    そこで、始める前に次のことを確認しておくと安心です。

    • 1回の執筆に使える時間はどれくらいあるか
    • 2つのブログで共通化できる作業はないか(下書きの書き方、画像の扱い、見出しの付け方など)
    • 管理のための情報(ログイン先や設定内容)を、どこにどう控えておくか

    とくに執筆の型は、共通化すると効果があります。見出しの付け方や文章の構成を自分なりに決めておけば、毎回ゼロから考える必要がなくなります。ただし、2つのブログの個性が消えない範囲に留めることも忘れないようにしたいところです。

    お題の持ち方を決めておく

    書くことが尽きるのを心配する人は多いですが、実際に困りやすいのは「何から書くか」の順番です。2つ目のブログでは、最初に小さなお題のリストを作っておくと動き出しやすくなります。

    お題を考えるときは、1つの大きなテーマを細かく割る方法が使えます。たとえば「ある分野の入門」というお題なら、準備するもの、最初のつまずき、よくある勘違い、次に学ぶことというように、独立して読める記事に分けられます。1本ごとに「この記事だけで読み終えられるか」を確かめると、内容の重複も避けやすくなります。

    すでに書いた記事の一覧を手元に置いておくのも有効です。同じ切り口を繰り返していないか、タイトルが似すぎていないかを確認するだけで、記事の質が安定します。これは1つ目と2つ目をまたいで確認できると、なおよいでしょう。

    見直す日をあらかじめ決める

    2つ目のブログは、始めてみないと合うかどうか分かりません。だからこそ、最初に「ここで一度見直す」という区切りを決めておくことをおすすめします。数本書いた時点や、数か月経った時点など、自分が納得できる目安で構いません。

    見直しのときは、次のような点を静かに振り返ります。

    • 書いていて楽しいか、負担になっていないか
    • 1つ目との役割分担は守れているか
    • 続けるなら何を変え、やめるなら何を残すか

    続けるか、方向を変えるか、1つ目に統合するか。どれを選んでも失敗ではありません。2つ目のブログは、書き手としての自分の幅を試す場所でもあります。無理のない範囲で小さく始め、必要に応じて形を変えていけば十分です。