お題は思いついた順に書くと偏る
ブログを2つ運営すると、書くべき記事の数は単純に倍になります。ところが、お題が倍に増えるわけではありません。頭に浮かぶ話題は1つ目のブログと同じ方向に寄りやすく、気づくと似た記事ばかりが並んでしまいます。
これを防ぐには、思いついたお題をその場で書くのではなく、一度どこかに仕分けて置いておくのが有効です。ここでは、お題を3つの箱に分けて管理する方法を紹介します。
箱その1:読者の困りごと
1つ目の箱は、読者が実際に困っていそうなことを入れる箱です。「どうすればいいかわからない」「何を選べばいいか迷う」といった、悩みの形で書いておきます。
ポイントは、記事のタイトルではなく悩みの文として残すことです。「設定のやり方」ではなく「設定画面のどこを触ればいいのか迷う」と書いておくと、あとで記事にするときに、誰に向けて何を答えるのかがぶれません。
- 悩みは一文で書く
- 解決策はまだ書かなくてよい
- 同じ悩みが二度出てきたら、優先度を上げる
箱その2:自分の手元にある材料
2つ目の箱は、自分がすでに持っている材料を入れる箱です。普段の作業で作ったメモ、調べて整理した内容、使っているツールの設定、失敗して直した手順などが当てはまります。
読者の困りごとだけで考えると、自分が答えられないお題が混ざります。逆に、手元の材料だけで考えると、誰も知りたくない話になりがちです。1つ目の箱と2つ目の箱で重なる部分が、書く価値のあるお題だといえます。
ここで大事なのは、材料の事実を確かめておくことです。うろ覚えの数字や固有名詞は、箱に入れる時点で「要確認」と印をつけておきます。記事を書く段になって慌てて調べるより、ずっと楽です。
箱その3:時期や出来事に合わせた枠
3つ目の箱は、時期に結びついたお題です。年度の切り替わり、年末の振り返り、新しい機能やサービスが出たときの話題などが入ります。
この箱は、ほかの2つと違って賞味期限があります。そのため、箱の中で書く順番を決めておく必要があります。いつまでに出せば意味があるかを一言添えておき、期限が近いものから先に書きます。期限を過ぎたものは、無理に書かずに箱から外してかまいません。
3つの箱を2つのブログでどう使い分けるか
箱は2つのブログで共通にして、お題ごとに「どちらのブログに向くか」を札のように付けておくと整理しやすくなります。同じ困りごとでも、1つ目のブログでは基本を、2つ目のブログでは踏み込んだ話を、というように切り口を変えられるからです。
ただし、同じお題を両方のブログで書くときは、切り口を明確に変えてください。読者も検索する側も、似た記事が2つあるだけでは得をしません。切り口を一言で言い表せないお題は、片方のブログにだけ置くのが安全です。
書く前に確かめたい問い
箱から取り出したお題を書き始める前に、次の問いを自分に投げかけてみてください。
- この記事を読み終えた人は、何ができるようになるか
- それは、すでに書いた記事のどれとも違うか
- 書いてある事実は、自分で確かめられるものか
1つ目の問いに答えられないお題は、記事の骨組みができていません。2つ目の問いに引っかかるなら、既存の記事に追記するほうがよい場合もあります。3つ目の問いは、後から訂正する手間を減らすための確認です。
書けないお題は寝かせてよい
箱に入れたお題のすべてを記事にする必要はありません。しばらく寝かせて、読み返したときに「まだ書きたい」と思えたものだけを書けば十分です。
書けないお題が箱に残っているのは、悪いことではありません。選べる余裕があるということです。お題が足りなくなって焦る場面を避けるには、書く時間とは別に、箱へ入れる時間を少しだけ確保しておくのがよいでしょう。
通勤中や作業の合間に浮かんだことを、悩みの一文として箱に放り込むだけでも、2つ目のブログの土台は少しずつ厚くなります。まずは3つの箱を用意して、今あるお題を仕分けるところから始めてみてください。
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