2つ目を作る理由を一文で言えるか
ブログを1つ運営していると、「別のテーマで2つ目を作りたい」と考える場面が出てきます。新しい分野に挑戦したい、仕事と趣味を分けたい、文体を変えて書いてみたいなど、動機はさまざまです。ただ、動機がぼんやりしたまま始めると、1つ目と中身が似通ってしまい、どちらも中途半端になりがちです。
最初にやっておきたいのは、2つ目を作る理由を一文にまとめることです。「○○に興味がある人に向けて、△△を書く場所にする」くらいの粒度で十分です。一文にできないなら、まだ2つ目を始める段階ではないのかもしれません。その場合は、1つ目の中にカテゴリを増やすだけで足りる可能性もあります。
1つ目との境界線を引く
2つ目の方向性が決まったら、次に1つ目との境界線を決めます。読者から見て「どちらに何が書いてあるのか」が分かる状態が理想です。
境界の引き方には、たとえば次のようなものがあります。
- テーマで分ける:扱う分野そのものを変える
- 読者で分ける:同じ分野でも、初心者向けと経験者向けで場所を分ける
- 形式で分ける:長めの解説は1つ目、短いメモや日記は2つ目にする
- 目的で分ける:情報発信用と、自分用の記録用に分ける
どれを選ぶにしても、迷ったときに判断できるルールにしておくことが大切です。「この記事はどちらに置くべきか」と毎回悩むようなら、境界線がまだ曖昧だということです。
最初の1本は「このブログの案内役」にする
立ち上げ直後の記事は、そのブログの性格を決める役割を持ちます。最初に書く数本は、完成度よりも「このブログは何を扱うのか」が伝わることを優先すると、その後の記事が書きやすくなります。
たとえば、最初の記事では次のような点に触れておくと、読む人にも自分にも道しるべになります。
- 誰に向けて書くのか
- どんな種類の記事を載せる予定か
- 1つ目のブログとは何が違うのか
ここで大きな約束をする必要はありません。更新頻度を宣言してしまうと、守れなかったときに負担になります。方向性だけを示し、頻度は自分の生活に合わせて後から調整する方が長続きします。
運用の手間は思っているより増える
ブログが2つになると、記事を書く時間だけでなく、周辺の作業も二重になります。デザインの調整、設定の見直し、コメントや問い合わせへの対応、バックアップの確認などです。1つのときは気にならなかった小さな作業が、2倍になって効いてきます。
そこで、始める前に次のことを確認しておくと安心です。
- 1回の執筆に使える時間はどれくらいあるか
- 2つのブログで共通化できる作業はないか(下書きの書き方、画像の扱い、見出しの付け方など)
- 管理のための情報(ログイン先や設定内容)を、どこにどう控えておくか
とくに執筆の型は、共通化すると効果があります。見出しの付け方や文章の構成を自分なりに決めておけば、毎回ゼロから考える必要がなくなります。ただし、2つのブログの個性が消えない範囲に留めることも忘れないようにしたいところです。
お題の持ち方を決めておく
書くことが尽きるのを心配する人は多いですが、実際に困りやすいのは「何から書くか」の順番です。2つ目のブログでは、最初に小さなお題のリストを作っておくと動き出しやすくなります。
お題を考えるときは、1つの大きなテーマを細かく割る方法が使えます。たとえば「ある分野の入門」というお題なら、準備するもの、最初のつまずき、よくある勘違い、次に学ぶことというように、独立して読める記事に分けられます。1本ごとに「この記事だけで読み終えられるか」を確かめると、内容の重複も避けやすくなります。
すでに書いた記事の一覧を手元に置いておくのも有効です。同じ切り口を繰り返していないか、タイトルが似すぎていないかを確認するだけで、記事の質が安定します。これは1つ目と2つ目をまたいで確認できると、なおよいでしょう。
見直す日をあらかじめ決める
2つ目のブログは、始めてみないと合うかどうか分かりません。だからこそ、最初に「ここで一度見直す」という区切りを決めておくことをおすすめします。数本書いた時点や、数か月経った時点など、自分が納得できる目安で構いません。
見直しのときは、次のような点を静かに振り返ります。
- 書いていて楽しいか、負担になっていないか
- 1つ目との役割分担は守れているか
- 続けるなら何を変え、やめるなら何を残すか
続けるか、方向を変えるか、1つ目に統合するか。どれを選んでも失敗ではありません。2つ目のブログは、書き手としての自分の幅を試す場所でもあります。無理のない範囲で小さく始め、必要に応じて形を変えていけば十分です。
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